2012年8月18日土曜日

足場を固めること ー京セラ エコノルーツ 195Wー

こんにちは、「発電職人-キタガキ」です。
いつもご覧を頂き、誠にありがとうございます。

毎日毎日、暑い日が続きますが、皆さんは体調など崩されていませんか?
私たち「発電職人-キタガキ」は、全員、元気いっぱいです!

先日は、大阪府の羽曳野市(甲子園でも大活躍した大リーガーのダルビッシュの故郷)で太陽光発電システムを設置しました。ご採用の太陽光発電システムは、京セラのエコノルーツtype R(傾斜屋根用)の最新パネル-195Wでした。夏の施工なので、職人たちの体調や安全を考え、長くゆとりを持って工程を組みました。1日目は、足場立てとラック設置。2日目は、太陽電池パネル設置と足場解体。3日目は、電気工事。

利益を追求する業者は、このような工程は組めません。特に、販売のみの取次店では、工事業者数社から見積りを取り、工事内容を考えず(知識がないからわからないため)その中で一番低価格の業者に発注をします。どんな会社でも人件費が一番高くつきます。作業日数が増えると工事費が増えるからです。自社で一貫してフォローするのは、単純に私たち「発電職人-キタガキ」のこだわりだからではありません。そうするのが当たり前のことだから、結果として、お客様のためになることだからです。

対象の現場は、3階建ての混構造住宅でした。1階が鉄骨コンクリート造で、2・3階が木造の頑丈でハイカラな建物でした。もちろん3階建なので、10メートル近くの高さがあります。日本の住宅は建築基準法に基づき建築されています。用途地域の範囲をクリアしても、10メートルを超える建築物は「中高層申請」が必要なので、一般住宅は10メートル以内に建てられています。10メートルでもかなりの高さがあるので、ましてや屋根の上の高さはそれ以上となります。なので、太陽光発電システムの設置工事においても安全対策としての「足場」は必要となります。

3階建で「足場」を立てずに工事をしている現場を見かけることがありますが、とても危ないのですし、見るに耐えないものです。なにかあれば、私たち業者だけではなく、最終的にお客様にご迷惑がかかります。販売だけの取次店に多いようです。ご決定の際には、販売店によくよくお確かめ下さい。太陽光発電システムが注目を浴びておりますので、建築知識の無い異業種からの参入が相次いでいるため、ご計画中のお客様は特に注意が必要です。太陽光発電システムにおいての各メーカーの販売・施工IDはもちろんですが、一番確実なのは相談される販売・施工店が、都道府県知事の許可番号の交付を受けている会社か否かを質問されることが、一番安心できます。販売・施工IDは個人でも取得可能ですが、会社としての建築業としての実績がないと、都道府県知事の許可する許可番号の交付されません。販売店がリスクを想定できず、お客様に事前の説明がなされないことは、お客様が理解されなくて当然です。

太陽光発電システムのメーカーの品質管理は大切ですが、現場を担当する施工店の工事管理も同様にして、とても大切なことなのです。

さて、足場を組み立てるのは、鳶(トビ)職の仕事です。建築業界には男女雇用機会均等法により、女性の職人も多くおりますが、この鳶職は、正に「男の仕事」です。これも余談ですが、私のようにメダボで太った男は無理です。狭い場所に足場を立てることが多いからです。
最初は、足場を組み立てる前なので、不安定な場所を上がってゆきます。下から見ていると、その名の通り、「とんび」の動きそのものです。単管を手で持ち、足で挟みながら、空間をクルクルと舞っています。サルの動きにも似ています。モンキターン 究極Vモンキー の技が炸裂です。身体が重いとデキマセン!






当日は雷雨注意報は発令され、15時頃からゲリラ豪雨が予想されていましたので、午前中に足場の組立をし、昼から太陽電池を安定して設置するための架台(ラックシステム)を据え付ける作業を施しました。ゆとりのある工程でも、不安定な天候を考えると作業自体は短時間で完了する必要がありました。予測していた通り、気候が不安定で朝から蒸し暑い日でした。空を眺めると、もう既に雨雲がそこまで近づいていました。
現場調査から使用の屋根材は淡路の和瓦でしたので、現場作業ではなく、「発電職人-キタガキ」の宇治の加工所で事前に瓦加工も施して準備しておきました。雨は夜に激しく降ったようでした。職人たちのキビキビした動きで、1日目、2日目、3日目と実際の施工中には雨の影響を受けず、無事にお引渡しが出来ました。

お客様から頂いたリポビタンDを飲みながら「ほっ」として帰路の第二京阪が、ちょうど盆休みの影響で車がとても混んでいました。渋滞の中、高速道路から、京都方面の空にはには黒くて厚い雲が垂れ込めていました。

その後、京都府宇治市を中心に大雨・洪水の災害が襲いました。
被災をされました方々には、謹んでお見舞い申し上げます。

そして、今日も関西圏の多くの地域で大雨・雷雨・洪水警報が発令されていました。ピンポイントでスゴイ雨が降ります。
ひと昔前はこんな天気は年に数回もなかった気がします。
地球温暖化の影響で、最近の地球、なにか変です。
ゲリラ豪雨、気を付けましょう!


2012年8月16日木曜日

大切な道標(みちしるべ) 京都五山の送り火

こんにちは、「発電職人-キタガキ」です。
いつもご覧頂き、誠にありがとうございます。



今日は、京都五山の送り火でした。例年通り日中は忙しいのですが、夜の行事なので、ゆっくりと見ることが出来ました。

夏の夜空を焦がす五山の送り火は、7月の祇園祭と同様に、京都の夏を代表する風物詩です。東山の如意ヶ嶽の「大文字」、金閣寺大北山の「左大文字」、松ヶ崎西山(万灯籠山)と同じく東山(大黒天)の「妙法」、西賀茂船山の「船形」、嵯峨曼荼羅山の「鳥居形」が次々と点灯されてゆきます。この「大文字焼き」の発祥のゆわれは定かではありませんが、盆に帰ってこられた古に逝った人の魂が迷うこと無く天に帰るための灯台みたいな役目だとのことです。

まだまだ暑い日が続くのですが、夏の終わりの「サイン」です。
この五山の送り火を観るため、地方の車のナンバーが京都の街にあふれていました。
ここ京都は、観光都市です。この京都らしさを都市全体で美観を維持・保全してゆくことは、私たち京都に住む市民の大切な仕事です。

京都市内に太陽光発電システムを設置するためには、景観申請をパスしなければなりません。詳細はコチラをご覧下さい。
http://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/cmsfiles/contents/0000056/56458/dezain_kijun.pdf
眺望景観の申請時には、京都市内の視点場が測点基準となり、その測点基準は、この大文字の山々を眺めた時に、太陽光発電システムの工作物が景観を損なわないように規制を設けています。
もちろん、私たち「発電職人-キタガキ」では、煩雑なこの景観申請をパスをして、太陽光発電システムを設置します。全て私たちがフォローをいたしますので、ご安心下さい。





先月には、京都市左京区の岩倉のK様のお宅に太陽光発電システムを設置をしました。この地域も景観基準が厳しく設けられておりました。ご相談からご提案、そして施工からアフターフォローサービスまで、自社で一貫して対応ができる「発電職人-キタガキ」の得意とするところです。

また、K様のお宅は話題のコージェネレーションシステムー大阪ガスのエネファームを導入されておられました。そのため、太陽光発電システムを導入されることで、暮らしに合わせて無駄なくエネルギーを作り、売電価格が安定して買取制度を利用し効果的に売却が出来るからです。「発電職人-キタガキ」からオススメしました、高効率で発電をする東芝の単結晶-240Wのモジュールを使用したシステムをご採用頂きました。

東芝の210Wの太陽電池は、モジュールの中のセルとセルの部分が広く白い色や銀色が目立っていましたので、京都市の景観規制が厳しい地区では、許認可をされておりませんでしたが、先年度から240Wではその部分が目立つことがないので認可を得ました。かなり評判がいいです!

この条例は、それくらい厳しいですが、景観を保全することは私たち京都市民の義務です。京都に住んでいる人は、京都に住んでいることを話すと「いいですね!」なんて羨ましがられることもしばしばあります。そんな街に住んでいることを誇りに思い、「京都らしさ」の景観を保全しなければ、京都が京都で無くなります。


京都は、誰もが憧れる、一度は住んでみたい街なのですから。
大きな時の流れの中で、一年に一度帰られた大切な人たちの「魂」が、
迷わず帰るための「道標(みちしるべ)」を灯す街なのですから。



2012年8月14日火曜日

産業用太陽光発電システムについて(その2)

こんにちは、「発電職人-キタガキ」です。
工事の立ち会いなどで、プログおまたせしました。
お久しぶりです。
さて、今回は、前回の産業用太陽光発電システムについて(その2)です。

ついに先月の7月1日から産業用太陽光発電システムの全量買取制度が開始されました。42円/kWh 20年間という好条件での国(経済産業省)の政策決定に、私たち「発電職人-キタガキ」へ多くの事業者様や個人様よりのお問合せを頂いております。簡単な試算(※簡単な試算は、単純計算として設備投資費用÷1年間売電金額=減価償却期間として計算)では、設備費は※約8~10年で回収できることから、それ以降の売電はおよそが収益となります。
(※設置容量などの諸条件により異なります。)

ただし、この好条件での買取額は3年後には見直しがなされると予想されております。なので、この3年以内がメリットを活かせる好機だと考えられております。遊んでいる土地(遊休地や休田地)や工場や倉庫などのまとまった大きさの屋根があり、資金をご準備できる方は、産業用太陽光発電システムを導入されるべきです。しかしながら、その産業用太陽光発電システムは、システムの規模にもよりますが、数千万円から数億円もする設備となります。
だからこそ、
『今後の社会のために必要な設備なのは理解できるのだけれど、そこまで大きな費用が掛かる設備を導入するからには絶対に失敗したくない!』
というお声をお客様からお聞きします。

そこで、私たち「発電職人-キタガキ」では、産業用太陽光発電システムの取扱いについて経験豊富なアドバイサーと数多くの実績のある施工のプロが「ベストな選択」をお客様に提供します。

今回は、
Q:「ちゃんと採算はとれるか?」についてご説明をいたします。
A: 答えは「取れます。」また以前に比べて、収益性は上がっております。
※もちろん住宅用太陽光発電システムと同様、システム自体の価格は、メーカーやその仕様パネル、また設置工事の内容などで合計のご発注金額は異なります。
※ここでは、メガソーラー発電所ではなく、比較的に中小規模の産業用発電システムにてご説明をいたします。

100kWの産業用太陽光発電システムを4,000万円にて導入し、年間の予測発電発電力量が99,246kWhとして試算すると、下記の通りです。
このように、単純計算では事業として成り立ち易い環境の産業用太陽光発電システムですが、20年間の固定買取制度に対応するためには、保守メンテナンスの費用を見込んでの資金計画を考慮をする必要があります。
詳細な試算は、節税減税効果、工場などの屋根上に設置の場合は屋根の下の温度が変わり(夏場は直射日光を遮り温度が低下、冬場は寒気は入り込みを防ぐ温度を安定化)空調費用を低減化する省エネ還元額、または大きなシステムを安定して発電を維持する費用等との差し引きが必要です。(提案するシステムの規模により異なります。)

システム全体の保証はもちろんですが、20年間の固定買取制度のメリットを活かすのは、太陽光発電システムのメーカーの品質が保たれている「国内メーカー」の太陽光発電システムをおすすめします。国内メーカーの太陽光発電システムがなぜいいのかという説明はココでは説明が長くなるので機会を設けてプログアップをします。海外のメガ級のソーラー発電所において日本のメーカーの産業用太陽光発電システムが採用されているのは、日本製品の品質が良いことが実証されているからです。20年の間にメンテナンスが必要だったり、発電効率が劣化してしまうことで、事業の計画が成り立たなく恐れもあります。
また、以前のプログにもアップしましたが、固定買取制度は日本国内の国民の理解によりスタートした事業(国民の負担により売電金額が支払われる)なので、ここで廉価だという理由で海外製品を採用すると、日本国内の産業の空洞化を生み出し、ドイツの二の舞にもなりかねません。(例:Qセルズ
太陽光発電システムは、今後の社会の仕組み作りに必要不可欠なものです。


ただ、だからといって安易に飛び付くのは考えものです。
そして、導入のご検討の際には、
「必ず相見積もりをされることをオススメしております。」

私たち「発電職人-キタガキ」では、ひやかし以外の相見積もりは『大歓迎』です。
そして、私たちは取次店ではありません。ご相談からご提案、販売・施工、そしてアフターフォローサービスまでを、自社で一貫して対応いたします。
住宅用太陽光発電システムはもちろん、産業用太陽光発電システムでも、
安心施工で、適正価格で導入するために、どうぞ、私たちをお使い下さい。