2012年1月25日水曜日

急がばまわれ! -太陽光発電システム施工について-

こんにちは、「発電職人-キタガキ」の北垣です。
いつもご覧頂きありがとうございます。

寒い日が続きます。
インフルエンザも流行っています。
外出後の手洗い・うがいなどでずいぶん予防が出来るみたいです。


寒くはありますが、うちの職人たちは本当に元気です。
いつも楽しそうに元気に働いてくれるので、ありがたいし、感謝です。
最近では、現場はもちろんですが、工事前の京都市の景観申請などを少しでも早く審査をパスして、工事着工が出来る様に、「発電職人-キタガキ」みんなで協力して、これからのもっと忙しい時期を安全な工事で、笑顔で乗り切りたいと思います。

先日の工事(三重県伊賀市上野のN様)は、三州の陶器瓦の屋根に太陽光発電システムを設置するものでした。もともと、陶器瓦は焼き物です。その焼き物には、陶器質・磁器質・坧(せつ)器質があります。お茶碗は磁器質、文化ホールなどの外壁に貼られたタイルなどは坧(せつ)器質。それぞれ、その吸水率で区別をしています。そして、屋根材の瓦によく使用されるのは、陶器質なのです。



陶器質の三州瓦は、表面がガラスのように透明なものウワズミ液(釉薬)で、コーティングされています。それで、瓦自体の吸水性を防いでいます。いい加減に穴を開けると、濾水(雨漏れ)の原因となります。
慎重に、そして確実に。
太陽光発電システムを設置する架台(ラック)システムを取り付ける位置を墨出をします。また瓦に金具が負担無く通るように穴開の事前準備が必要です。


架台をきちんと取り付ける前の写真です。この上にレールが置かれますので、太陽光発電システムの力点がかかる箇所です。



その工程も急がず慎重な作業をしてゆきます。
安全に、そして確実に。



安心な工事と言えば、先日も滋賀県大津市のあるお客様からお問い合わせを頂きました。

もともと、太陽光発電システムの設置を考えられたキッカケは、訪問販売の営業さんからの熱心な説明を受けられたからとのことでした。
聞けば契約寸前まで打合せをされていたとのこと。
なのに、どうしてうちにお問い合わせを頂いたのか不思議だったので、遠慮せず質問したところ、「これだけ大きな屋根だったら足場を組まずに、はしごだけで荷物を上げます。」
との説明を受けられたとのことでした。


ご主人さんは、お勤めで土木関係の管理のお仕事をされていて、「いまどき、そんな安全が確保されていない状態で工事をお願いする気にはなれ無かったよ。」「業界自体がそうなんですか?」「御社はいかがですか?」と、怒り口調で質問をされました。

「発電職人-キタガキ」で当たり前にしている工事を説明しました。
工事管理の内容を聞かれ、そして安心され、すぐに訪問したことも喜んで頂きました。




寄棟の屋根なので、京セラのサムライをすすめました。おまかせするとのことでした。

お互いの若いころの話や、ご主人が学生で京都にいたころの話で盛り上がりました。
玄関を出てご夫婦でお見送りも頂きました。
不安になられて、お問い合わせを頂き、そして会えて良かったです。
もう少しで提案書の準備が出来ます。
提案も急がば回れです。お待たせしますが、その代わり、どこにも負けない、提案をしますから。待ってて下さい。


ところで、架台はこの通り、一日目の作業はこれにて完了です。
うしろに足場が見えます。



私は思いました。
提案・販売・施工・アフターのどんな段階でも、
「安全」を無視したことをしても、売り上げを伸ばし、会社を大きくしても、
結局は、お客様には失礼で、元気に職人たちが活躍できないようになる。

「発電職人-キタガキ」がコダワリ続けている、直接販売・直接施工をどんなことがあっても、守っていきます。
それは、お客様から、信頼され、「工事をお願いされる」、「託される」
そんな会社であり続けたいと、心からそう思うからです。





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